「悪い奴のすることは悪い行為」のサヨク

政治・国際ニュースを見るにつけ、マスコミやツイッターで見かけるサヨクの思考はまるで理解できないなぁ、なんでこんなに話が通じないのかなぁと考えて、ちょっと自分の中で整理できた気がするので書いてみます。

 

保守とサヨクの考え方の違いは大きく二つかなと思います。そしてこの二つは相補関係にあります。

まず一つは、「前提と結論」の順序が逆ということ。

我々は誰かを批判するとき、まずは共有しているルールや法律、道徳というものがあり、誰かがそのルールを破ったという事実があると、結論として「この人物は悪いことをした」という判断を下します。

当たり前すぎてわざわざ文章にするとなんだかおかしいですが。

しかし、サヨクの場合、出発点にあるのが「この人物は悪い奴だ」という主張なんですね。そこからスタートして、「こいつは悪い奴だ。だからこんな悪事をしたに違いない」と思考を進めていく。我々が結論として出すものを前提に持ってきてしまうのがサヨクの特徴と考えられます。

例えば反安倍の人たちは「安倍は悪い奴だ」から出発し、それを根拠にだから財務省に圧力をかけたの、官僚に嘘をつかせてたのと決めつける。

 

もう一つは、「目的と手段」の優先順位です。

サヨクはよく嘘をつきます。

朝日新聞慰安婦報道が最初に思い浮かびますが、サヨクの中には「日本は悪い国である」という教義があり、その思想を人々に広く普及することこそが正義であるようです。

その正義を行うために事実と異なる報道をすることも彼らの中では許されることなんでしょう。

しかし、そのような考えは我々には受け入れられません。

そもそもサヨクの言うような韓国の植民地支配だの慰安婦の強制連行だのが嘘ならば、「日本は悪である」という考えも崩れるのでは?と普通は思うんですが、サヨクにとっては「日本は悪である」という定義は「前提」であり、それより前に遡ることのできないものなのです。

 

関連して、野党はよく「ブーメラン刺さってるぞ」と批判を浴びることがあります。

特に蓮舫議員は何か発言すれば必ずブーメランが戻ってくるので、自分だったらしばらく恥ずかしくてものが言えなくなるだろうなぁと思うんですが、彼女は気にしたそぶりもなくまったく平気な顔をして発言を続けています。

もちろん単に面の皮が厚いというのもあるでしょうが、おそらく、彼女はブーメランが刺さったという自覚そのものがないのではないか?と最近思うようになりました。

我々は誰かを批判するとき、その「行為」に注目します。目的と手段でいえば手段の部分ですね。

しかしサヨクは「行為」ではなくその行為の「主体」の方にどうやら着目するようです。

具体例をあげます。

今年の西日本豪雨の際、安倍総理自民党の会合に出席したということで野党が批判しましたが、蓮舫議員も同じころお酒の出るパーティーに出席していました。

我々は行為に注目するので片方だけを批判するのはダブルスタンダードだろうと感じるのですが、サヨクにとっては違います。

彼らの思考では、「安倍総理は悪の人間だから悪い意図をもってその行為を行った。よって悪いことをした」「蓮舫は正義の人間であり悪気なくパーティーに出ただけだから悪いことはしていない」と、おそらくこんな感じなのではないかと考えてます。

これも「目的と手段」の応用編です。

「中国の核はきれいな核」みたいなものですね。